EC-CUBE3から4.3.1へバージョンアップ(移行)手順

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EC-CUBE3から4.3.1へバージョンアップ(移行)手順

EC-CUBE3系を長く運用していると、「PHP更新の案内が来た」「決済・セキュリティの要件が厳しくなった」「改修のたびに影響範囲が読めない」といった不安が増えてきます。
そこで本記事では、EC-CUBE3系からEC-CUBE4.3.1へ移行(バージョンアップ)する際の考え方・進め方・落とし穴を、実務目線でまとめます。

EC-CUBE4.3/4.3.1の位置づけ(何が変わる?)

EC-CUBE4.3は、PHPやミドルウェア側の世代更新に対応しており、要件が明確に整理されています。
また4.3.1では、公式決済モジュール(例:Amazon Pay / EC-CUBE Payment Plus等)を標準バンドルする変更が入っています。

参考:
https://doc4.ec-cube.net/quickstart/requirement
https://github.com/EC-CUBE/ec-cube/releases

「3→4」は単なるアップデートではなく“移行プロジェクト”です

EC-CUBE3系から4系は、内部構造・仕組みが大きく変わるため、WordPressのように「上書きで更新して完了」とはなりにくいです。
基本方針は次のいずれかになります。

  • 新規で4.3.1環境を構築 → データ移行 → 機能移植(推奨)
  • 既存資産に強く依存している場合は、段階的に要件を整理して「移行設計」を固めてから進める

「どの方式が最短で安全か」は、カスタマイズ量・プラグイン構成・決済/外部連携で変わります。

バージョンアップで得られる主なメリット

1)サーバー/ミドルウェア更新に追従しやすくなる

EC-CUBE4.3は要件(PHP/DB)が明確で、保守運用の“詰み”を避けやすいです。

2)決済導入のスムーズ化(4.3.1)

4.3.1では公式決済モジュールのバンドルにより、初期状態から主要決済を試しやすい設計になっています。

3)セキュリティ・運用の不安を減らしやすい

公式側も4.3リリースでセキュリティ強化に触れており、長期運用の観点で「更新し続けられる土台」を作りやすいです。

参考:
https://www.ec-cube.net/news/detail.php?news_id=464
https://www.ec-cube.net/download/archive/

失敗しないための全体フロー(実務の進め方)

フェーズ0:現状棚卸し(ここで8割決まる)

  • EC-CUBE3のバージョン
  • 独自改修(どのファイル/どの機能に手が入っているか)
  • プラグイン一覧(決済・受注・会員・メール・CSV・ポイント等)
  • 外部連携(WMS/基幹/MA/レコメンド/配送、API、バッチ)
  • SEO影響(URL、構造、テンプレ、リダイレクト要否)

棚卸しが曖昧なまま着手すると「想定外の追加費用・追加期間」が発生しやすいです。

フェーズ1:4.3.1の新環境を構築(検証環境)

  • 4.3系の要件に合わせてPHP/DB/ミドルウェアを準備
  • 本番と同等のメール・決済・バッチ実行環境を再現
  • Git運用/デプロイ手順/バックアップ復元手順も同時に整備

フェーズ2:機能移植(3の要件を4へ再実装)

  • テンプレート(デザイン)移植:Twig構造の違いを前提に作り直しが発生しがち
  • 受注/会員/商品/CSV:業務フローの再現テストが必須
  • プラグイン:4.3対応版があるか、代替可能か、独自開発が必要かを判定

フェーズ3:データ移行(設計→移行→照合)

  • 移行対象:会員、受注、商品、カテゴリ、在庫、ポイント、定期(ある場合)、レビュー等
  • 照合:件数一致だけでなく、金額計算・税・ポイント残・ステータス遷移まで確認

フェーズ4:総合テスト→切替

  • 決済(与信/取消/返品/再オーソリ)
  • メール(注文、発送、問い合わせ、ステータス変更)
  • SEO(URL、canonical、noindex、サイトマップ)
  • リダイレクト設計(旧URLが多い場合は最重要)

よくある失敗例と回避策

失敗例1:プラグインが4.3未対応で、代替がなく詰む

回避策:
事前に「必須機能」と「代替可能」を分け、代替案(別プラグイン/独自開発/運用変更)まで設計します。

失敗例2:URL変更で自然検索が落ちる

回避策:
旧URL一覧を抽出し、301リダイレクトと内部リンク整合、Search Consoleでの監視を事前計画します。

失敗例3:決済のテストが甘く、本番切替後に受注停止

回避策:
決済会社のテスト手順を含め、返金/取消/再与信まで業務シナリオで試験します。

期間と費用がブレるポイント(見積もりの前提になる項目)

  • 独自改修の量(商品・受注・会員の改造が多いほど増)
  • 決済の種類(複数決済・後払い・定期・外部与信連携など)
  • 外部連携(WMS/基幹/配送の自動連携、バッチの数)
  • SEO要件(URL維持、カテゴリ構造、構造化データなど)
  • プラグイン本数と置き換え可否

まとめ:EC-CUBE3のまま「だましだまし運用」する前に、移行設計から始めましょう

EC-CUBE3→4.3.1は、単純なアップデートではなく「将来も運用し続けられるEC基盤を作る」ための移行です。
だからこそ、最初に棚卸し→移行方針→テスト計画を固めることで、費用も納期も安定し、切替後のトラブルも大きく減らせます。

お問い合わせ

EC-CUBE3系から4.3.1への移行は、カスタマイズやプラグイン構成によって最適ルートが大きく変わります。
弊社では、現在のEC-CUBE3環境を確認したうえで、以下を整理し、無料でお見積もりをご提示しています。

  • 移行方式(作り直し/段階移行)
  • 必要な改修範囲
  • 決済・外部連携の対応方針
  • SEO影響とリダイレクト方針
  • 概算費用と納期目安

「今のサイトがどれだけ改修されているか分からない」「プラグインが多くて不安」「切替で売上を止めたくない」——そんな場合も大丈夫です。
まずはお気軽にお問い合わせください。現状を確認し、最短・安全な移行プランをご提案します。

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