EC-CUBEが止まる前にレンタルサーバーのPHPバージョンアップを!よくあるトラブル事例

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レンタルサーバーのPHPバージョンアップは、EC-CUBE本体(+プラグイン/カスタマイズ)の見直しタイミングです。PHPだけ先に上げると、EC-CUBEの世代によっては高確率で不具合が出ます。
過去の記事はこちら 

PHPのバージョンアップで起きやすい止まり方

よくあるトラブル事例(EC-CUBE 3系)— PHP8移行で起きやすい“止まり方”

EC-CUBE 3系は公式要件が PHP 5.3.9〜7.1.x のため、レンタルサーバーがPHP8系へ上がると、環境として要件外になりやすいです。
その結果、以下のようなトラブルが多発します。

事例1:管理画面が白画面(500)になってログインできない

  • 症状
    • 管理画面URLにアクセスすると真っ白
    • もしくは「500 Internal Server Error」
  • よくある原因
    • PHP8で互換性がないコード/ライブラリが実行され致命的エラー
    • 旧プラグインの未対応(管理画面の初期化で落ちる)
  • 対処
    • まずレンタルサーバーのエラーログ(PHP error log)を確認
    • ステージング環境でプラグインを一つずつ無効化して切り分け
    • 根本対策は EC-CUBE4系への移行(要件整合)を検討

事例2:購入完了だけ失敗(カート→入力→確認までは進むが最後で落ちる)

  • 症状
    • 注文確定ボタンでエラー
    • 決済画面に遷移しない/戻ってしまう
    • 受注データが「途中まで」作成される
  • よくある原因
    • 決済プラグインや外部連携がPHP8非対応
    • 購入フローの独自改修(Controller/Service)でPHP8互換性問題
  • 対処
    • 決済会社の「対応EC-CUBE/対応PHP」要件を確認
    • 注文確定〜決済完了までのログを重点的に採取
    • 4系移行時は「決済を最優先テスト」にする(売上が止まるため)

事例3:メールが送れない(受注メール・会員登録メールが止まる)

  • 症状
    • 注文は入るがメールが届かない
    • 管理画面にも通知が出ない/遅延する
  • よくある原因
    • PHP更新によりメール送信周りのライブラリ/設定が破綻
    • サーバー側の送信制限(SMTP/送信認証)変更と重なった
  • 対処
    • 送信方式(sendmail / SMTP)を再点検
    • サーバーのメールログ、EC-CUBEのログを確認
    • 「注文は入るのに顧客連絡ができない」ため最優先で復旧

事例4:CSV出力・取り込みが文字化け/列ずれする

  • 症状
    • 文字化け(特にカナや記号)
    • 取り込みが失敗、列がズレる
  • よくある原因
    • 文字コード・改行コードの扱いが環境依存で変化
    • 独自項目追加やCSVカスタマイズが影響
  • 対処
    • 文字コード(SJIS-win / UTF-8)を明示的に揃える
    • CSVカスタマイズ箇所を洗い出し、検証環境で再現テスト

よくあるトラブル事例(EC-CUBE 2系)— “延命アップデート”でもハマりやすい点

EC-CUBE 2系は、2.25.0で PHP 8.4 対応が公式に示されており、延命策として現実的になってきました。
ただし「2系のまま上げる」場合は、独自改修・古いプラグイン・文字コードなどが原因で詰まりやすいです。

事例1:PHPは上がったが、画面崩れ・テンプレの一部が表示されない

  • 症状
    • 商品詳細の一部が出ない
    • カート周りの表示が崩れる
    • 管理画面の項目が欠ける
  • よくある原因
    • テンプレート(Smarty)改修が多く、旧来の書き方が新環境で影響
    • エラーが画面に出ず、裏で落ちている
  • 対処
    • PHPエラーログを確認して“隠れエラー”を拾う
    • 差分が大きいテンプレから優先的に切り分け

事例2:プラグイン(または独自モジュール)が原因で致命的エラー

  • 症状
    • 特定ページだけ500
    • 管理画面で操作すると落ちる
  • よくある原因
    • 2系の追加機能が、内部関数や古い記述に依存
    • そもそも保守が止まっているプラグイン
  • 対処
    • まずプラグインを無効化して再現性確認
    • 代替手段(別実装)に置き換える判断も含める

事例3:決済が通らない(もしくは3Dセキュア等の要件が満たせない)

  • 症状
    • 決済画面遷移エラー
    • エラーコードは出るが原因が分かりにくい
  • よくある原因
    • 決済モジュールが古く、最新要件(セキュリティ・認証方式)に追従できない
    • 2系延命はできても「決済の更新」が別途必要になる
  • 対処
    • 決済会社へ「現行の対応条件」を確認
    • 2系延命にこだわる場合でも、決済だけは更新/置換が必要なケースがある

事例4:管理画面の検索や集計が遅い/タイムアウトが増える

  • 症状
    • 受注一覧の検索が遅い
    • 商品登録・更新でタイムアウト
  • よくある原因
    • DB負荷が上がっている(インデックス不足、データ肥大化)
    • サーバーの仕様変更(同居ユーザー増加等)で性能が落ちた
  • 対処
    • スロークエリ確認、インデックス見直し
    • “延命”より“移行”の方が結果的に安い場合もある(保守性・性能面)

トラブルを未然に防ぐ「事前チェック」ミニリスト(共通)

最後に、PHP更新・EC-CUBE更新で事故を減らすための簡易チェックです。

  • EC-CUBEの世代とバージョン(2系/3系/4系、マイナーまで)
  • 現行PHP/切替後PHP
  • DBの種類とバージョン(MySQL / MariaDB)
  • プラグイン一覧(公式・非公式・独自)
  • 購入フロー改修の有無
  • 決済の種類(複数決済、後払い、定期、外部連携)
  • メール送信方式(SMTP、送信ドメイン認証)
  • CSVカスタマイズ有無

事例セクションまとめ:そのトラブル、事前に防げます。まずは弊社にお任せください

ここまで紹介したとおり、レンタルサーバーのPHPバージョンアップは、EC-CUBEにとって「ある日突然止まる」リスクが高いイベントです。特に EC-CUBE 3系は公式要件がPHP 7.1.xまでのため、PHP8系への切替で管理画面や購入完了が止まるなど、売上に直結する障害が起きやすくなります。

一方で EC-CUBE 2系は2.25.0でPHP 8.4対応が公式に示されており、延命アップデートという選択肢も現実的です。
ただし、2系・3系ともに、プラグイン/独自改修/決済/メール/CSVといった“運用の要”が絡むため、現場では「やってみたら動かない」「原因がどこか分からない」という状況に陥りがちです。

だからこそ、本番で切り替える前に、検証環境(ステージング)で再現し、影響範囲を洗い出してから、安全に更新計画を組むことが何より重要です。
弊社では、EC-CUBEのバージョンやカスタマイズ状況を棚卸ししたうえで、止まりやすい箇所(購入フロー・決済・メール)を優先して検証し、必要な対応を“見える化”してご提案します。

  • EC-CUBEの現状診断(2系/3系/4系・PHP・DB・プラグイン・改修箇所)
  • 更新方針のご提案(2系延命/3系→4系移行/サーバー移転含む最適案)
  • 概算工数・リスク・切替手順の整理(止めない段取り)

「サーバー会社からPHP更新の案内が来た」「いつまでに対応すべきか分からない」「決済が止まるのが不安」など、どんな段階でも構いません。
まずはお気軽にご相談ください。弊社が状況を整理し、最短・安全な更新ルートをご案内します。

EC-CUBEのバージョンアップの説明ページはこちら

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